天使の絵を模写してます。
天使の服の飾りに取り掛かりました。
真珠がたくさんついてます。
高そうな服です。
天使って、制服ですかね。
教会は制服だけど、天使はどうかな。
神様が制服決めるかな。
天使としての品位を汚すことのないような服。
神様に言われなくても、天使だったらそれくらいわきまえてますよね。
こないだ読んだ、エミール・マールさんのキリスト教美術の本に、天使や、聖母マリア、そして神様の服装の話が出てきます。
昔々の絵では、神様も天使もマリア様も質素な服装だった。
白い布をまとってるという感じ。
それが、14、5世紀になって、徐々に豪華絢爛になっていった。
若草鹿之助のステージ衣装みたいに、「エバラ焼き肉のたれ黄金!」という感じになっていった。
衣装がキンキラキンどころか、頭に王冠みたいなのを乗せるようになった。
なぜマリア様が豪華絢爛キンキラキンの衣装でキンピカ宝石まみれの冠を?
これには深い事情があるそうです。
宗教劇というのが流行ったそうです。
はじめは、修道院なんかでやった。
キリストのハリツケの場面なんかを、修道院の人たちが演じた。
それを一般の人に見せるようになった。
さて、神様や天使やマリア様をどうする?
ふつうの人ではないように見せなければならない。
一目で、特別の存在とわかるようにしなければならない。
で、豪華絢爛キンキラキン衣装になったようです。
まあ、服やアクセサリーが手っ取り早い。
で、画家も、それにならって豪華絢爛キンキラキンに描くようになったというんです。
スイスの画家なんか、神様にロレックスの腕時計をさせてるというんですから恐ろしいもんです。