ふと浮かぶことがあります。
思い出そうとして必死に考えても浮かばないこともあるのにふと浮かぶとはどういう頭の働きであろうか。
島倉千代子の「♪この世に神様がほんとにいるなら」という歌がふと浮かんで、「この世にはおらんやろ」と軽く切り捨ててしまった。
「マリア・リグレスティ」という名前が浮かんだ。
私の高校時代ラジオの「電話リクエスト」なんかによく出てた人です。
当時、電話で洋楽をリクエストする番組がたくさんありました。
いろんな番組を聞いてましたが名前をおぼえてるのはこの人くらいです。
電話で聞きたい曲をリクエストすると名前を紹介してくれる。
この「かたぎりなおゆきさん」の名前はいろんな番組で聞いた。
クラスでも有名で「片桐直之とは何者か」と話題になったほどです。
私は、病気療養中の人ではないかと勝手に考えてた。
マリア・リグレスティさんはそういう番組の司会者の相手役という立場だったと思います。
やわらかいいい声だったと思います。
ファッションモデルもしてたみたいで、「シースルーの服を着るのが恥ずかしい」と言ってた。
ファッションモデルというのは我が身を人目にさらすのが仕事だから少々のことは平気だろうと思ってたんで意外に思いました。
マリアさんが黒澤久雄さん(黒澤明監督の息子)の番組の助手をしてたことがある。
「黒パン」と呼んでました。
黒澤さんが番組に来た手紙を紹介した。
「黒澤は親の七光りで・・・」というような内容で、怒りながら読み上げた。
マリアさんが「黒パンが怒ってますよ」とやさしく言いました。
そんなことを思い出してネットで調べたら、懐かしがってる人が多い。
マリアさんはイタリア人かポルトガル人かのどっちかみたいで、今は結婚してアメリカで暮らしてるようで、なんとなく良かったと思いました。