イギリスの歴史家ウエッジウッド女史の清教徒革命三部作の第二巻『王の戦争』を読んでます。
第一巻が『王の平和』で、第三巻は『チャールズ一世の裁判』です。
先日、ウチの本棚を見てました。
ウエッジウッド女史の本が何冊かあるんですが、三部作のうちの『王の戦争』がなかった。
たしかに読んだはずなのに、ない。
読んだと思ってたけど読んでなかったんだと思って注文して、届いたので読み始めたら、別の本棚から出てきた。
日本で、ウエッジウッド女史の『王の戦争』を二冊持ってるのは私くらいなもんじゃないか。
威張るわけじゃないですが。
でも、本棚から出てきたのはペーパーバックで、今度買ったのはハードカバーだから、まったく同じものではありません。
数十年前の洋書のハードカバーは、紙が分厚くてごわっとした手触りなので好きです。
今の本みたいにつるつるで薄くないのがいいと思います。
さて、読み始めたんですが、なにもおぼえてない。
忘れたとは言えないんじゃないかと思うほどすっからかんです。
すがすがしいほどすっからかん。
1642年、清教徒革命の最初の戦いが始まります。
戦闘開始の直前、王党派の騎士の一人が祈りを捧げます。
「神よ、大変な一日になりそうです。私はあなたを忘れるかもしれませんが、私のことはお忘れなく」
こういうのって、おぼえててもよさそうなんですが。すっからかん。