若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『グッバイ・クリストファー・ロビン』

クマのプーさん』はA・A・ミルンがが発表するや大ベストセラーになったんですが、その裏にこんな話がありましたという映画です。

このDVDをどこで知ったのか忘れましたが、おもしろそうなので買いました。

クマのプーさん』は読んだことありません。ウチの子供たちは読んでました。

家内が買ったんだと思います。

私は高校の時、A・A・ミルン推理小説『赤い館の秘密』を読んでます。

もちろん中身はすっからかんに忘れましたが、夏休みにのんびり読んだことをおぼえてます。

推理小説はたくさん読んだけど、「夏休みにのんびり読んだ」ということで『赤い館の秘密』はとくに記憶に残ってるんです。

この映画で見ると、『クマのプーさん』は発売直後からとんでもない話題作になったようです。

マスコミ、といっても新聞とラジオくらいでしょうが、とにかくマスコミに追っかけまわされ引っ張りまわされる。

息子を登場人物にしてるから、息子まで追っかけまわされ引っ張りまわされる。

はじめのうち父親は、まんざらでもない様子ですが、そのうちこれは息子にとって心身ともに大変な負担になっていると気づく。

が、時すでに遅しという感じです。

マスコミと社会の大騒ぎから息子を守ってやれなかった。

息子は、ふつうの少年時代を送ることができなかった。

クマのプーさんの裏話」というには深刻すぎる映画ですが、よくできた映画だと思います。

こんな深刻な裏話があるのに、よく気楽に『プーさん』を読んでられるなと言いたくなるほど深刻です。

イギリスやアメリカのアマゾンで見ると、100年たってもいまだに大変売れてるようですが、そんなにおもしろいんでしょうか。