人様の名前を思い出せなくて困ることがありますね。
きのうは「アベノハルカス」に「白日会展」を見に行きました。
私が通ってる美術予備校の先生が会員として出展されてます。
ウチの近くのバス停で立ってたら、28年度の連合会でいっしょだったAさんがやってきた。
「穏健な方」という感じで、特に目立った発言もされませんでしたが、強く記憶に残る方です。
28年度連合会初顔合わせの時それぞれ自己紹介をしました。
皆さん不平不満泣き言の連発でした。
「なんでこの多忙な私が会長に・・・」
「くじ引きで当たってしかたなく・・・」
「皆さん上手に逃げられて、貧乏くじひいたのが私です・・・」
自己紹介が終わったとき、Aさんが手を挙げた。
「ちょっと確認したいんですが・・・」
何を言い出すのかと緊張しました。
「今お聞きしてましたら、若草さんは、27年度が3丁目の会長と連合会副会長で、今年もまた3丁目会長と連合会会長を、自発的に、引き受けられたという風に受け取ったんですが、それでよろしいんでしょうか」
「そういうことです。えらいでしょ」
「・・い、いや・・・」
Aさんがえらいと思ってないことは確実だと感じました。
で、そのAさんとバス停でいっしょになって、話してたら行き先が私と同じで天王寺。
で、バスで学園前駅まで行って、近鉄で鶴橋まで行って、JR環状線で天王寺までAさんといっしょにあれこれしゃべってたんですが、名前が思い出せない。
しゃべりながらなんとか思い出そうとしたんですが、JR環状線天王寺駅の改札を出て雑踏の中で別れるまで、どうしても思い出せなかった。
話してる間ず~っと、頭の片隅で必死のパッチで思い出そうとしたのにダメでした。
天王寺駅の雑踏を遠ざかっていくAさんの後姿が見えなくなるまで未練たらしくがんばったのに思い出せなかった。
「白日会展」は混んでました。
いつものように「後期高齢者」が多かった。
今回はスマホで絵を撮影してる人が非常に多かった。
会場と別の美術画廊では「白日会小品展」というのをやってて、白日会のドン、芸術院会員の中山忠彦さんの「小品」が六百数十万円でした。
隣に飾ってあった白日会副会長の小品は数十万円でした。
つまり「芸術院会員」で六百万ということですかね。
くやしかったら芸術院会員になってみろと中山さんが言ってるわけじゃないですよ。
誰も言ってませんよ。
会場の「アベノハルカス」を出て、天王寺からJR環状線に乗って鶴橋駅、近鉄に乗りかえて学園前、学園前からバス、そして我が家への道をぼ~っと歩いてるとき、「あ、村岡さんだった!」と思いだした。
私の脳に聞きたい。
なぜ必死に思い出そうとしてるときに思い出してくれないのだ。