若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『カウボーイとロングホーン』

アマゾンから本が届いたんですが、「え?何か注文してたかな?」と思いました。

7月2日に注文した本でした。

海外からでも2、3週間で届くことが多いですが、1800円でアメリカから届くんだから文句は言えません。

西部劇映画をいろいろ見て、カウボーイってどんなもんか知りたくなったんです。

「ロングホーン」というのはカウボーイが運んだアメリカの野生の牛で、長さが2メートルというからホントにロングホーンです。

この本は、「サンドイッチパブリックライブラリー」の蔵書だったのが処分されたものです。2003年出版の本で、えらく早く処分しますね。

すらすら読めると思ったら、少年少女向けの本みたいです。

著者はカリフォルニア大学の歴史の教授だった人ですが、カウボーイの資料はあまり残ってない。カウボーイは読み書きできないのが多かった。

当時は「つまらん仕事」だったようです。

ところが、今ではアメリカ史で最も人気のあるのがカウボーイで、何かパレードがあると、先頭はだいたいカウボーイだそうです。

「つまらん仕事」だったのが、「典型的アメリカ人」になりあがってしまった。

勇敢で独立心に富み、銃はぶっ放すが正義のためである、ということになった。

では、現実のお仕事を見てみましょう、という本です。

まず二十人か三十人くらいで牛を集めに行く。

家畜を集めるんじゃなくて野生の牛を集める。

戦争といっしょだったそうです。

命がけである。

集めた牛に焼き印を押すのは映画でも出てきますが、何百頭もの牛を何人がかりで押さえつけて焼き印を押すのは大変で、ホコリと皮が焼けるにおいでオエッとなる。

牛を集めて牧場に連れて帰るだけで、1、2か月かかる。

牧場が見えたとたんに動かなくなって、その場で倒れて死んだ牛もいるそうで、自由を求める野生の本能に感動してるカウボーイもいます。

注文したのを忘れてた本だけど、おもしろいです。