ジョン・ウエイン主演の西部劇です。
ジョン・ウエインは名前だけ知ってたんですが、このところ立て続けに主演映画を見てます。
どれを見ても似たようなもので、「やかましー!オレは強いんだ。オレの言うことを聞け。聞かないとぶち殺すぞ」という感じの男を演じてます。
知性とか人徳とかにはエンがない。
ジョン・ウエインは西部のトランプさんで、東部のジョン・ウエインがトランプさんかな。
どれを見ても好感持てません。
今回の『赤い河』はとくにひどい。
裸一貫から大牧場主になった男の話ですが、「強いリーダー」というより、映画のお話のなかでも人望もなく孤立してしまってる。
「主人公」でもなく「ヒーロー」でもなく、「悪役」「カタキ役」「引き立て役」の部類だと思います。
「いい男」の役は、共演のモンゴメリ・クリフトなんです。
牧場から3か月ほどかけて牛を追って売りにいくんですが、誰の土地を通っていくのか前から不思議に思ってました。
1万頭の牛ですよ。
アメリカは広いとはいえ気になります。
まあ、ものすごい数の牛を見るだけでもネウチあるかな。