きのうはクソ暑い中近くの中学校に行きました。
私は小学校の「地域委員」をしてます。
「地域委員」というのは、自治会とか社会福祉協議会とか民生委員とかの関係者です。
今の時代、学校だけでは子供たちが抱える問題を処理できないので、先生とPTAと地域関係者で学校を運営していこうということです。
趣旨はけっこうですが中身はよくわからんと思ってたら、文部科学省が推し進める「地域に支えられる学校」の説明会があって、委員が招集されたんです。
地域に学校を支える力なんかあるのかという疑問が浮かぶ。
発想はわかるんですが、これを考えた文部科学省の人は、自治会とかPTAの役員をしたことないと思う。
支えるどころか存続がふらふらですよ。
まあ、ふらふらでもがんばろう。
ふらふらの地域委員がクソ暑い中数十人集まった。
説明役は「地域に支えられる学校」のモデル校で実践してきた某中学の校長先生でした。
自己紹介で「私はシンサイのとき」「私はシンサイから」と何度も繰り返した。
はじめ「阪神大震災」だと思って聞いてました。
どうもちがうようだけど「東北大震災」でもなさそうです。
何度か聞いて、「あ、『新採』か!」と気づいた。
「新卒採用」の略ですね。
聞き初めでした。
適当に縮められるのは便利なこともあるし困ることもある。
この制度の目的の説明の中で「郷土愛」「愛校心」が出てきてかっくんとなった。
一気に小学生時代を思い出した。
校長先生が朝礼で「愛校心を持って」と言った時、「どういうこと?」と思ったんです。
漢字をいくつか適当にくっつけるともっともらしくなるのも便利なもんでもあるし困ったもんでもある。
きのうの説明会で、私たちの責任重大であることはわかりましたが、私はこの前小学校であった会議で校長さんに「私の役目は、部外者として好き勝手なことを言うことだと思ってます」と言ったら、「それでけっこうです」とのことだったので気楽なもんです。