きのう小学校の運動会を見に行って、「音が悪い!」と思いました。
市長や校長先生のあいさつで音が割れようが歪もうがキーキーでもピーピーでもいいんですが、子供たちの「演技」の時の「音楽」の音の悪さはどうかと思いました。
「音楽」も私の小学生時代みたいに、「♪ギンギンギラギラ夕日が沈むおさるのお尻もまっかっか」ていどの盆踊りみたいなものなら多少割れてもどうということないですが、きのうの音楽は強烈なものばかりでした。
なかでも5年生男女による『伝説のライブ!』は、1985年の「アフリカ飢餓救済ライブエイド」におけるクイーンの感動のステージを運動場で再現しようという野心的というのを通り越した試みで、全員背中に「LIVE AID」と染め抜いた黄色のTシャツ、腰には赤いタオル、激しいアクションを決めてるのに音が割れてては気の毒というもんです。
悪い音やなあと思いつつ校舎を見上げたら、おお!そこには昔懐かしき喇叭型スピーカーがポツンとくっついとるじゃありませんか。
う~ん、私の小学生時代と変わらんなあ、と思ったんですが、そういえば校舎も60年前の私たちの小学校と変わらない。
なんとかならんのか。
明治時代、小学校の校舎や設備にはもう少し気合を入れてたと思います。
「教育立国!」という勢いがあったんじゃないでしょうか。
今はそのころの惰性でやってる感じかな。
明治時代、近代化を目指した大日本帝国が木造二階建て豪華校舎を作ってるんだから、近代化を成し遂げちゃった私たちの時代で鉄筋コンクリート、ジャパンアズナンバーワンを味わった今の日本なら総大理石豪華校舎で、机や椅子は「人間工学」に基づきと言えるようなもので個人の体形に合わせ、スピーカーは校庭を揺るがすような重低音、くらいのものを用意するくらいのことはしてもいいというかできるはずだと思うんですが安倍さん。