夢というのはヘンなものですが、きのうの夢の中に私の現役時代の同業のA社長が登場したのはとてもヘンだと思いました。
同業というと競争相手ですが、激しく競争したというほどではなくふつうに競争しただけです。
私より3歳年上でした。
仕事を始めて二、三年のころ、A社長から「あんたは商売に向いてない」と言われたことがあります。
思わずニヤリとしてしまった。
私もA社長は商売に向いてないと思ってたんです。
ご本人は向いてると思ってた。
そういう自信があるので私にときどき「説教」してくれた。
なにか説教してるな、というのはわかるんですが、何を言ってるのかわからない。
フランクというかあけっぴろげというかフランクすぎるというかあけっぴろげすぎるというか、まあ明るい人と言ってもいい。
業界で倒産があるとA社がからんでるという感じでした。
不渡り手形をたくさん持ってると自慢してた。
Aさんが言うと自嘲じゃなくて自慢に聞こえるのが人徳の賜物です。
非常に苦しいはずなのにそうは見えなかった。
いろいろ思い出すと、夢に出てきても不思議ではないかな。