「いい顔」があれば「悪い顔」もあります。
「いい顔」も「悪い顔」も少ないです。
「普通の顔」が多い。
私が初めて「悪い顔や!」と思ったのは、40年ほど前でしょうか。
テレビで、大阪で活動してるドイツ人の神父さんを紹介してました。
場所はたしか西成だったと思います。
神父さんは、貧しい人たちのために、非常に安い値段で食べられる食堂を運営してました。
その食堂に70歳くらいの男性がやってきた。
食べている男性にマイクを向けて感想を聞いた。
老人は手にした丼を見ながら答えました。
「何にも入ってない。菜っ葉ばっかりや」
老人の顔を見て、「悪い顔やなあ」と思いました。
十数年前、取引先の人に、ある会社の社長を紹介してもらったことがあります。
見た瞬間、「この人とは商売したくない!」と思いました。
そう思った自分にびっくりしました。
商売相手の顔を気にするとは不思議でした。
トシのせいで心が狭くなったのか、眼力が鋭くなったのか。
幸か不幸か、その会社とは取引するに至りませんでした。
二、三度会ったけど、その社長は、人の話を聞かなかったですなあ。
まあ、人の話を聞かないような、ちょっとヘンな人の方が、経営者として向いてるとも言えますが。
テレビで悪い顔を見ますね。
悪い顔というより嫌いな顔かな。
お笑い系司会者(?)に多いです。
顔を見た瞬間、消す!
こういう顔の人たちが人気があるのが実に不思議だと思いつつ瞬間的にチャンネルを変えるので、ぶっちゃけた話、私は彼らが何をしてるのか知りません。
知らずに嫌うのはちょっとうしろめたいです。
私にうしろめたい思いをさせる彼らが憎い!