4月から小学校のあきら君が来ました。
車のおもちゃを持ってたので「これなに?」と聞いたら「ミニクーパー」。
「ミ二クーパーはイギリスの車やね」と言ったら「会社はBMWに買収されたんやで」とのことでした。
そうどすか。
ミニクーパーの絵を上手に描いてました。
上手やねえと言ったら、「ポルシェ911」を描くと言って私のタブレットを持ってきて、「ポルシェ911の画像見せて!」と叫んで画像を呼び出し、それを見ながら絵を描き始めました。
私もあきら君の隣でポルシェ911を描きました。
出来上がった絵の横に「ポルシェ551ブタマンGTX」と書きました。
それを見たあきら君が「え?ポルシェ551ブタマンなんてあるん?」と聞くので「あるよ」と言ったらタブレットに向かって「ポルシェ551ブタマンの画像見せて!」と叫びました。
すると、「蓬莱の551豚まん」の写真が出てきました。
「ないやん!おじいちゃんが勝手に作ったんたやろ!」
こういう悪ふざけまだ通用しないみたいです。
あきら君だけじゃなくて関西以外でも通用しないかな。
あきら君が何か言ったんですが聞き取れなかったので、「なに?」と聞き返したら、「聞こえんのか!耳悪いんか!」とえらそうに言う。
で、わざとしょんぼりした感じでうつむいて、「うん、耳悪いんや。おじいちゃん聞こえにくいんや」と言ったら、「え・・・あ・・・ほんま?」とちょっと悪いこと言っちゃったかなという表情でした。
あきら君が新しいレゴの話をするので「こうてもろたんか?(買ってもらったのか?」と聞いたら、「え?なんて?」と聞き返した。
「こうてもろたんか?」
「どういうこと?」
「そのレゴね、パパにこうてもろたんか?」
「・・・買ってもらったんかって聞いてるの?」
「そうそう」
「それなら『買ってもらったんか』って言うて!」
私もだんだん人間として古くなってきてるようでしみじみしました。
あきら君が家内に、「おばあちゃんって二人いるのがふつうやなあ?」と言いました。
あきら君が人生の神秘、大いなる真理に迫っているような厳粛な空気が漂っておりました。