家内の悲鳴はすごいです。
この家に引っ越してすぐ知りました。
家内が勝手口のドアを開ける。
ヤモリがポトンと落ちる。
キャ~~~~~!!!!
自慢するわけじゃないですが、家内の声はよく通るんです。
ご近所に響き渡る悲鳴です。
ヤモリポトンキャ~~~~!は何度も繰り返された。
最近ヤモリの姿を見なくなって我が家もご近所も平穏です。
今日は整形外科。
家内の圧迫骨折です。
先日の圧迫骨折以来家内の悲鳴が復活した。
今日もレントゲンを撮るのに台の上で姿勢を変える時ヤモリを上回る悲鳴であった。
痛いんです。
先生は痛いからと言って容赦しない。
悲鳴も無視。
整形外科の先生は痛いのにも悲鳴にもなれてるんですね。
家内が「痛いんです!」と顔をゆがめ声を震わせて訴えても、「そら痛いでしょ。折れてるんですからね」とそっけない。
家内の悲鳴はレントゲン室の分厚い壁を突き抜け診察室の壁を通り抜け待合室の皆様のお耳に達してると思うと逃げ出したい気分であったが家内をレントゲンの台の上に置き去りにするわけにはいかんので男らしく最後まで踏みとどまった。