高齢化地域ですから訃報は珍しくない。
珍しくないけど直接関係のある人の訃報はこれまでなかった。
最近亡くなったAさんは私が最初に自治会長を引き受けた時の副会長だった方です。
私よりいくつか年上でいかにも温厚篤実と言う感じでした。
その印象がこわれたのはAさんがわが自治会地域内に奈良市が高層ホテルを建設したらどうかと真剣に提案した時です。
第一種低層住居専用地域です。
かっくんとなった。
もう一つかっくんとなったのはAさんの奥さんに「温厚な方ですね」と言ったら「そうですかねえ」と不服そうに言った時です。
非常に不服そうであった。
この数年闘病生活でしたが時々お見かけしたいたのでびっくりしました。
Aさんに続いて亡くなったBさんは老人会の会長。
数年前、当時の老人会会長からBさんが円満に会長職を引き継ぐ予定だった。
式次第もできていて誰もがそうなると思ってた。
ところが会長交代の総会で、時の会長のご乱心というかなんというかひっくりかえってしまった。
驚愕の続投宣言。
新会長になるはずのBさんが完全に宙に浮いてしまった。
乱心会長はますます乱心してどうしようもなくなって「間に入ってください」と頼まれた。
相手は乱心、やっかいな役目である。
やっかいな役目は人を引きずり込むのが大事である。
隣の自治会長を引きずり込んでなんとかまとめた。
なんとかまとめたのにあまり感謝されなかった。
Bさんとは瞬間的なお付き合いだったけどいろいろ強く印象に残ってます。