若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

寛政の三博士

このところ「寛政の三博士」で困ってます。

事の起こりは三十年ほど前。

高校時代の友人A君と飲んでたら突然「寛政の三博士、知ってるか?」と聞いて来た。

「知らん。なんやそれ?」と言ったら勝ち誇ったようににっこり笑った。

 

A君の話では、高校時代、私が彼に同じ質問をしたそうです。

A君が「知らん。なんやそれ?」と言ったら私が勝ち誇ったようににっこり笑ったと言うんです。

 

これはA君の記憶ちがい。

慎み深い私が勝ち誇ったようににっこり笑うわけがない。

腹の中で勝ち誇ったようににっこり笑ったというのが正しい。

 

で、A君はカチンと来たそうです。

カチンときた気持ちを忘れずに生きていたらもうすこしなんとかなったと思うけど、すぐに忘れてボ~ッと生きてきたのは気の毒である。

ボ~ッと生きてきたA君がテレビのクイズ番組を見てたら「寛政の三博士」が出てきた。

で思い出してカタキを取ろうと持ち出したわけ。

 

私は高校時代のA君とのやり取りはもちろん、「寛政の三博士」の「か」の字も忘れてた。

A君の勝ち誇ったような笑顔にカチンときた。

以来、そのカチンときた気持ちを忘れたことはない。

30年間ときどき「寛政の三博士は柴野栗山、尾藤二洲、古賀精里」とつぶやいて来た。

 

ところが先日つぶやこうとしたら「古賀精里」が出てこない。

焦りました。

必死に思い出そうとしたけどだめだった。

「日本史大辞典」で調べました。

 

もうだいじょうぶと思ってたんですが。今度は「柴野栗山」が出てこない。

また「日本史大辞典」で調べた。

 

今度こそだいじょうぶと思ったら、今度は「尾藤二洲」が出てこない。

 

交代ばんこに二人は出てくるけど交代ばんこに一人が出てこない。

ほとほと困り果ててます。

「寛政の三博士」って何をした人?

知りません。

そんなことどうでもいいから交代ばんこをなんとかしてほしい。