自治会の役員をやめてから久しぶりに1時間立ち話しましたというかつきあわされたというか。
自治会長をしてると「1時間立ち話」はふつうに経験します。
「あ~だったんですよ、こ~だったんですよ、以前は・・・ウチは・・・」
結局何が言いたいと言えずにいらいらしながら1時間。
昨年度会長のAさんみたいに3時間つきあわされて、ついに「そんなに不満なら自治会やめたらいいじゃないですか」と言ってはならないことを言ってしまった人もある。
先日現会長のTさんから電話があった。
ウチの班の班長のSさんから来年の班長についてもめてると言ってきた。
Sさんは60代と思える女性です。
Tさんの話を聞くと、Sさんが班長の持ちまわり順について誤解してることがわかった。
こういうことになると会長2年書記1年務めて自治会の生き仏じゃなかった生き字引と言われる私は頼りになりますよ。
説明したらTさんは「なるほどそういうことですか」と納得した。
で一件落着と思ってたらSさんがやってきたんです。
私の説明はわかったけど、気持ちが収まらないというんです。
来年度班長について、ある人の態度にカチンと来たようです。
でその人をぎゃふんと言わせたい。
カチンときたからぎゃふんと言わせたいというのはよくある話です。
Sさんが「あの人をぎゃふんと言わせたい」と言ったんじゃないですよ。
顔に書いてあった。
単なる順番の話が非常にややこしくなってしまってる。
Sさんは「ロジック」だとか「コンセンサス」だとか「公平」だとかいろいろ言う。
古い記録を引っ張り出して自分で整理したメモも見せて改革が必要だと熱弁をふるう。
私はSさんの熱弁を聞き流しじゃなかった熱心に聞いてるふりをしてじゃなかった、とにかく1時間聞いた。
ひとつだけはっきりと「自治会ではロジックとかコンセンサスとかカタカナは使わない方がいい」と言って、あとはあいまいになんとなくどっちつかずにむにゃむにゃと「カチンにぎゃふんはだめ」と言ったらSさんは「波風立てずにと言うのはだめじゃないですか」というので明治大帝御製「よものうみみなはらからとおもうよになどなみかぜのたちさわぐらむ」を朗唱したらこれは相手が悪いと思ったみたいで帰りました。
我が班の平和は保たれると思います。