時々英語の本を読みますが、コンマが好きかピリオドが好きかと聞かれたらはっきりとピリオドが好き。
「終わった!」とわかるから。
コンマ、コンマでだらだら続くとなにがなにやらわからなくなる。
以前は、「わからなくなる私が悪い」と自分を責めてた。
最近は「わからなくさせるコンマ野郎が悪い」と書き手を責めるようになった。
イギリスの言語学者デビッド・クリスタル教授の本を読んだからです。
教授は、ひとつの文章で30単語以上というのはモンスターだと言ってるんです。
化け物みたいな文章ならわからなくてもしかたない。
ジョン・ブルックスという人の「Business Adventures」という本を読み始めました。
「アメリカ企業裏話」みたいな本で「ビル・ゲイツ推薦」だそうです。
それで読む気になったわけではなく、例によってキンドル版がタダだから読む気になった。
読み始めてビックリ。
モンスターの連続です。
一文30単語でモンスターですよ。
1ページ目から43単語、69単語、53単語、55単語。
この人、一文40単語以上は当たり前で、3ページ目では、な、な、なんと衝撃の120単語!
読んでてどこがどうつながってるかわからんけど書いてる本人もわかってないんじゃないか。
いくらなんでもひどいと思います。
こういう時はアマゾンUSAの読者の評価欄を見る。
英語人はどう思ってるのか。
同じことを思ってるみたい。
ある人の感想。
「これはコンマ愛好家にとって夢みたいな本である。72単語でコンマが11という文がある」
途中で投げ出したという人も多いので、私としてはわけがわからなくてもいつ投げ出してもだいじょうぶということで安心して読み続けることができます。