現自治会長Tさんと2022年度自治会役員をお願いに回りました。
会長と役員が決まれば自治会活動は終わったと言ってもいい。
それくらい大変です。
それがわかってるので役員をやめてからもお手つだいしてます。
去年は温厚篤実で責任感あふれるTさんがひとりでがんばった。
がんばったけど二人決まらず、班長会での決定にもつれこんだ。
今年はそれにこりたTさん、それを見かねた私が二人で回ることにしたんです。
まず私の推薦候補から回りました。
最初に副会長のバリバリ第一候補Aさん宅突撃!
留守であった。
で、書記候補Bさん宅へ。
Bさんは私が最初に会長をした前の年に書記をしてる。
「この前したとこなんで」と断られてもしかたない。
ダメもとで行ったんです。
出てきたBさんは実にあっさり引き受けてくれた。
「ありがとうございます!」とTさんといっしょに頭を下げたら、「いえ、娘がしますので」。
え!娘さんに断らなくていいんですか、と言いたいのをぐっとこらえてすたこらさっさ。
あとは知らん。
次は会計候補Cさん。
Cさんは某政党の熱心な支持者で、選挙の時はいつも頼みに来る。
私はいつも入れたふりをしてる。
それは先方も承知のはず。
と思います。
そういう蜜月関係ですから役員をお願いしてもむげには断れんじゃろう。
引き受けてもらえました。
世の中持ちつ持たれつですよ。
さて次からは名簿頼みの出たとこ勝負。
どんな人か何歳くらいかもわからない。
次の訪問先Dさんは私と同年配の女性であった。
役員をお願いしたいと言ったら、なよなよというかのらりくらりというか、つかみどころがない。
そういう人は徹底的に攻める。
はっきり断られたらあっさり引き下がりますが、のらりくらりはしつこく食い下がる。
「主人が何というか」「主人が帰ってきたら」とか言うのでいつ帰るのか聞いたらもうすぐだというので「待ってます!」と居座る。
話してるうちに「あ、若草さんって分館長をされてましたよね」。
なんと、分館事務員の女性の実家だったんです。
「娘からお名前はよく聞いてました」
実にしっかりした事務員さんで私も大いに助けられた。
娘さんの話で盛り上がりました。
「顔は似てますけど性格とかぜんぜんちがうんですよ。あの子は酒もたばこも」
「そ、そうなんですか」
「あの子は口がねえ。もう少し柔らかく言いなさいといつも言うんですよ」
「母にそう言われるとおっしゃってました」
「私は主人について行く方、あの子は主人を引っ張る方で」
と言ううちご主人が車で帰ってきた。
奥さんはご主人に説明して「自治会にはお世話になってるんだからこの際副会長を引き受けたら?」と柔らかく言った。
温厚な風貌のやりて経営者という感じのご主人はおだやかに「そういうことでしたら」と一礼された。
やった!と思ったら奥さんが「お引き受けするならはっきり言わないと」とダメ押し。
よく似た親子ではないかと思いました。
次の3軒はお留守でまた明日まわることにしました。
訪問した先すべてOKだったので去年苦労したTさんは大喜びでした。
最後の一人でてこずることもあるんですが。