自治会のドンで防犯パトロール創設者Tさんが引退してからちょっとあやしくなってきてます。
いつもリーダー役として旗を持って先頭に立って歩くベテラン隊員Aさんが正規のルートを回らなくなったんです。
正規のルートでは自治会内をぐるぐる回るんですがAさんは曲がるべきところで曲がらず外周を回るようになった。
あとから歩く我々は「あれ?」とか言いながら仕方なくついて行く。
Tさんが引退したらパトロールがどうなるか心配してたんですが早々と縮小傾向です。
創設会員の超高齢化で私なんかが「若手」ですから縮小もやむを得ないかな。
ウチの自治会はマシな方で、よそでは何年も前から人数、回数など縮小してます。
なんやかんや言いながら歩いてたら向こうから私と同年代の女性Sさんがふらふら歩いて来た。
長年民生委員を務めた方で、私も自治会長の時にはお世話になりました。
パトロール隊の女性が「どこ行くの?」と声をかけた。
「ウチに帰る道がわからなくなったんよ」
一瞬ぞっとしました。
すぐに冗談だとわかったんですが、悪い冗談です。
トシを考えてくださいと言いたい。
以前パトロールで歩いてて、隊員が向こうから来た高齢男性に声をかけたのに知らん顔で行ってしまったことが二度あったんです。
「あ~、あの人もわからんようになったんやなあ」
皆さんしみじみしてました。
そういうことがあったんで「ウチに帰る道がわからなくなった」と聞いてぞっとしたんです。
悪い冗談はやめてましょうね。