去年の確定申告で「e-TAX」デビューしました。
不慣れのため不行き届きの点が多々あって手間取ったけどまあ便利なものだと思いました。
不慣れ不行き届きは私も国税庁もお互いさまですよ。
一度経験してるからだいじょうぶと思ったけど今年のほうが大変でした。
去年とまったく同じことなのにナゾである。
先週金曜日、作成とちゅうでわからなくなって電話サポートをお願いしました。
担当者は非常に頭がよさそうな男性で、eTAXの専門家、なんでもおまかせくださいという感じで安心しました。
「その場合は、こうしてああして、後は画面の指示に従っておすすめください」
な~んだ、そういうことか、ありがとうございます!と電話を切って言われた通りやってみたけどダメ。
でまた電話。
次に出た女性も頼りになりそうな人でした。
「ああ、そういうことなんですね。その場合は、ああしてこうして、後は画面の指示に従ってお進みください」
な~んだ、そういうことか、ありがとうございます!と電話を切って言われた通りやってみたけどダメ。
なんたることであろうか。
カックンとなってたら家内に笑われた。
最後の「送信」が済むまで電話を切るなというんです。
最後まで面倒を見てくれと泣きつけと言うんです。
泣きつくだと!な~に言ってやんでえ!そんなみっともねえことができるかってんだ!こちとら江戸っ子だよ!と言いたいとこですが江戸っ子じゃないので泣きつくことに決定。
今日朝から泣きついた。
電話に出た女性の声が聞き取りにくくて不安が一層掻き立てられた。
「エラーコードが出ていますでしょうか」
「はい。TWA1234です」
「ハイフンはございませんか」
「そんなもんどっちでもええがな!」と言いたいのをこらえて「TWハイフンA1234です」
「それではああしてこうして、こうなりましたでしょうか。はいそれでけっこうです。ご案内はこれまでですのであとは画面の指示に従ってお進みください」
「ちょっと待った!その手は食わんぞ!」
「そ、その手って・・・」
「またエラーコードが出てるんですよ・・・え~っと、TAハイフンA5678です」
「あ、その場合はああしてこうして、こうなりましたでしょうか。はいそれでけっこうです。ご案内はこれまでですのであとは画面の指示に従ってお進みください」
「だ~か~ら~!その手は食わんて言うとるやろ!ちょっと待ってや。え~っと今度はエラーコードTWハイフンAの、への38」
「あ、その場合は・・・」以下同文を4回繰り返した。
提出書類を印刷したところでまた「ご案内はこれまで・・・」と電話を切ろうとするのを「ちょっと待った!」と送信画面まで引っ張り、「あとは送信ボタンを押していただければ」と電話を切ろうとするのを「ちょっと待った!」と送信確認完了まで引っ張った。
「あなたがまちがってます」とは言われなかった。
記入もれがあるわけでもなかった。
要するに「e-TAX」というのは国税庁提供の「納税迷路」だと思います。
案内係も迷うようなかなりよくできた迷路。