朝日新聞一面の見出しです。
中国から飛んできた気球をアメリカが撃ち落とした。
気球はアラスカからカナダに入りアメリカ大陸を横断して東海岸サウスカロライナの海上に出たところを米軍戦闘機がミサイルで撃墜した。
何日か前、中国の気球がアメリカまで飛んできたという記事を読んだとき、なんとなくほのぼのしました。
私は気球に好感を持ってます。
気球嫌いの人はないんじゃないでしょうか。
ほほ~、中国からアメリカまでよく飛んだなあ、ではすまないのが国際関係の難しさです。
アメリカの気球が中国に飛んで行っても「熱烈歓迎」されないと思う。
アメリカは偵察用の気球だと言ってるし、中国は民間企業が飛ばした気象観測用だと言ってる。
アメリカのブリンケン国務長官は「明らかな主権侵害で、国際法違反だ」と非難してる。
中国外務省は「明らかな過剰反応で、国際慣例の重大な違反だ」と反発してる。
この言い分はどっちもどっちで、アメリカも中国も、「明らかな主権侵害」「国際法違反」「明らかな過剰反応」「国際慣例の重大な違反」の常習犯ではなかろうか。
知らんけどそんな気がする。
偵察衛星は飛び回ってると思うんですがそっちは問題ないのか。
偵察気球のほうが偵察衛星よりほのぼのした感じで角が立たないように思うんですが。
偵察風船のほうがもっとほのぼのした感じでもっと角が立たないかもしれない。
中国が「あれは気球じゃなくて風船なんです」といえばブリンケン国務長官も「な~んだ、風船だったんですか」と笑って済ませてくれるかもしれない。
風船だけに丸く収まる、というような空気の抜けた風船みたいな悪ふざけはやめておこう。