朝日新聞朝刊一面トップの見出しです。
私が自治会長になった2015年にはすでにそう言われてましたので、たぶん30年ほど前から曲がり角だったのではないでしょうか。
仕事を辞めて数年遊びほうけてました。
ある日、台所の床にネジが落ちているのに気づいた。
「なんのネジかな?」と言ったら家内が「あなたの頭のネジじゃないの」と言ったんです。
頭のネジがゆるんでるのは自覚してたんですが外れて落ちてるのには驚いた。
これはいかん、締めなおすには自治会活動くらいが適当じゃないかと思ってるところへ会長の依頼が来たので引き受けたんです。
自治会にはまったく関心がなかった。
この街には私みたいな退職者が多いから私みたいな頭のネジの外れた人も多いはず、自治会役員のなり手はうじゃうじゃいると思ってた。
会長として役員をお願いに回って引き受け手がないので驚きました。
最初の班長会で、行事を減らせ、班長の仕事を減らせ、役員の仕事を減らせ、回覧板の回数を減らせという意見が続出したのも驚きました。
近隣自治会で作ってる連合会に出たらよその会長さんは、「押し付けられた」「断り切れなかった」「くじ引きで負けた」「険悪な雰囲気で・・・」「喧嘩です」。
ふ~ん、自治会ってこれほど敬遠されてるのか、と認識を新たにした。
それほど自治会のことを知らなかった。
奈良市が自治会長を集めた講習会で自治会問題を研究してる大学の先生の話を聞きました。
「自治会加入率が80%を切ったら危機です。そこから一気に減る例が多いです」
今日の朝日新聞では2010年の加入率が78%で2020年は71.5%だそうです。
曲がり角を曲がってしまったとこでしょうか。