若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

世界一すばらしい名前

今日の朝刊。

中国の新首相に、温家宝氏。
す、すばらしー!
温かい家の宝!
中国四千年の歴史の中でも、これほどすばらしい名前はないのではなかろうか。世界的に見ても、珍しいのではないか。ご両親はじめ、ご家族の愛情を一身に受けて、大切に育まれたという感じがする。写真を拝見すると、お顔もそのような穏やかな顔である。温家宝首相のもと、中国の更なる発展が予感されるのである。

新首相におかれましては、今後は「家の宝」にとどまることなく、「国の宝」と言われるよう、なお一層のご活躍を祈念いたしまして、はなはだ簡単ではございますが、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

首相だからいいけど、これが、詐欺で捕まった男の名前だったら、
「なんぼほど甘やかされたんじゃっ!?」と、つっこみを入れたくなる名前ですね。

よい名前と言えば、私が小学校一年の時、クラスに、「金玉蓮」ちゃんという女の子がいた。子供心に、「美しい名前である」と思いました。この子は、普通「金本玉蓮」と名乗っていましたが、私は「金玉蓮」のほうがずっとかっこいいのに、と思ってました。

私の本名は、「實」という。ずっと「実」と書いていたのだが、十数年前、字典で「實」という字を調べて愕然とした。

「實」という字は「ウ冠」と「貝」と「貫」で出来ているらしい。「ウ冠」は家の屋根、「貝」は昔の貨幣。つまり、「實」という字は、金がたまりにたまって家の屋根を貫く、というキョーレツな字だったのである!

取り返しのつかないことをしてしまった!ず〜っと「実」と書いていた!
それ以来私は「實」と書くようになった。「實」と書くたびに金がたまっていくような気がしてホクホクするのである。
書きたくてたまらないのである。神社仏閣などで、「實」という落書きがあったら、それは私です。
時々夢を見る。家の中に金がぎっしり詰まっている。どんどんたまって、ある日、ついに金の圧力に耐え切れず、屋根が爆発して金が噴出するのである!

私の妹の名前は「加代子」という。生まれた時姓名判断でつけてもらった名前は「加代幸」であった。幸せが代々加わっていくという、めでたい名前であった。父が、いくらなんでも派手すぎると思ったのであろう、「加代子」になったのである。

兄の家は屋根が金でぶち抜かれ、妹は、幸せが代々のしかかるという、めでたく派手な兄と妹でなのある。