若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ヤマハAW16G

ヤマハAW16G」は、CDを作る道具だ。
自分でCDを作ってみたいと思って去年買った。

これを使うと、自分でドラムの部分を打ち込んで、ギターを弾いて録音して、自分で歌って録音して、それがCDになる、はずなのだ。
雑誌などの評を見ると、非常にすぐれた機械らしいが、自作CDはまだできない。
使い方がよくわからんのだ。

悪戦苦闘である。
説明書を読んでも分からんし、説明DVDを見ても分からん。
説明書もDVDも、この機械がいかにすごいか力説している。
プロなみのことができると言う。

私はプロなみのことなんかしたくない。
ただCDを作ってみたいだけなのだ。

そういう人のための説明がなぜできないのであろうか。
たぶん、説明するほどのことではない、と思うからだろう。
しかし、あらゆる妨害を乗り越えて、もうすぐ自作CDはできる。と思う。

それにしても、なぜ自分でCDなんか作りたいと思うのだろう。
CDなんかはいて捨てるほど出ている。

ギターにしてもそうだ。
素晴らしいギタリスト達が数多くいて、私はその人たちのギターを聞くのを楽しみにしている。
なぜ自分で弾こうなどと考えるのか?
うまい人、才能のある人に任せておけばよいではないか。

ギターを弾いてみたい!と思うこと自体はおかしくはないだろう。
しかし、十年もやれば、いい加減であきらめて、ギターはギタリストにお願いしよう、と思うのがふつうではないか。
なぜこんなに意固地になってギターを続けるのか?

私のことを、ヘンな男だと思っている人もいるだろう。
ジョン・ウイリアムスというギタリストがいる。
彼はこう言っている。
「私のコンサートに来て、『すばらしかったです。私も趣味でギターを弾いているのですが、あなたの演奏を聞いたら弾く気がしなくなりました』と言う人がいるが、そう言われると私は悲しい。『あなたの演奏を聞いて自分でもギターが弾きたくなりました』と言われるのが一番うれしい」

私をヘンな男だと思ってる人は、ジョン・ウイリアムスのつめの垢でも煎じて飲むが良い。