若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

首相、泉岳寺へ

朝日新聞朝刊。

小泉首相は、「赤穂義士吉良邸討ち入り記念日」の昨日、泉岳寺赤穂義士の墓にお参りした。
線香を手向けて、「昔は偉い人がいたんだね」と語ったそうだ。

この時期に、首相があえて泉岳寺に参詣したことは、各方面の様々な憶測を呼んでいる。

自民党内にも、首相の真意をはかりかねる声があるが、靖国神社参拝問題から中国や韓国の目をそらすための陽動作戦という見方が一般的である。
事実、中国政府はこの作戦に引っかかり、今朝、遺憾の意を表明した。

温家宝首相の談話。
「中国政府としては、今回の小泉首相泉岳寺参拝に対し、強い懸念を表明せざるを得ない。法を無視し、秩序を破壊したテロ集団を美化するような動きは断じて許すことができない。今、日本政府の歴史認識が問われている」

これに対して小泉首相は、「いろんな見方がありますが、私としては、不戦の誓いを新たにすると言う意味で手を合わせたわけです」と答えた。

赤穂義士の墓の前での記者団との一問一答は次のとおり。

「今のお気持ちは?」
「すがすがしいですね。昔は偉い人がいましたね」

「今はいませんか」
「いません。さびしいね。しかし、お墓の前で思いました。ブッシュ大統領が大石蔵之助で、私やブレアさんが赤穂義士なんですね。力をあわせて、悪いフセインをやっつけたんですからね。悪い吉良をやっつけた赤穂義士と同じです。イラクに展開している米英軍や自衛隊を、イラク義士と呼んでほしいですね」

吉良上野介は名君として慕われていたようですが」
「いい人をどうして討つんですか。悪いから討つんでしょ。義士に討たれたんだから悪者でしょう。あなたはいい人を討ちたいんですか。だいたい吉良上野介は口が過ぎます。浅野内匠頭向かって『田舎侍、フナ侍、フナじゃフナじゃ、ぎゃはは』なんて言ったんですからね」
「それは歌舞伎の話では」
「誰にでもズケズケ言うので、上野介じゃなくてズケズケの介、なんて言われてたんですよ」
「えーかげんにしなさいっ!」
「ほんとにねっ!」