若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

中学生

昨日はギターのレッスン。

私の前のクラスで、二ヶ月ほど前から中学生がエレキギターを習い始めた。
久しぶりの中学生だ。
大柄の、かわいい男の子だ。
私が習い出した12年前は、中学生や高校生が多かったが、最近エレキギターはあまり人気がないのだろうか。

彼のレッスンが終わって私が入って行くと、彼はしきりに「むつかしいです」と言っていた。
尊師は、「大丈夫、弾けるようになるよ」
「いやー、指が動かないし」

私は声を大にして言った。
「大丈夫!1年したらそこそこ弾けるようになる!」
尊師も言われた。
「そう、1年もしたら自然に身につく」
「え!1年では無理でしょう」
私は言った。
「2年で私を追い越す」
「そ、そんな。ボク、今度の試験も最悪やったし・・・」
「試験が最悪のヤツでも、ギターはうまくなる!この12年で何回も追い越されてきた私が保証する!」
「は、はあ・・・」

彼は首をひねっていたが、尊師は大きくうなずいておられた。

私のレッスンからYさんが参加。
先週からのYさんの風邪がまだ治らない。
風邪なのか、1月のライブを控えての強迫神経症なのか、専門医の診断が必要だ。

のどの調子が悪いので、Yさんのウリの高音が出ないが、前の日曜のスタジオでの練習のときよりは全体としてよさそうである。
大きなズレはなかった。

何曲か歌ったあと、Yさんから重大な疑問が提出された。
「こないだのスタジオのとき、楽器はちゃんと演奏できてたんかいな?」

歌と伴奏がずれたのは厳然たる事実であるが、歌がずれたのか伴奏がずれたのかと言う鋭い指摘だ。
アインシュタイン相対性理論を持ち出すまでもなく、検討に値する問題である。

大黒柱のいないバンドのいいところだ。
「つっこんだもん勝ち」というところがある。
教室の若者たちのバンドで、そういうことでもめて解散という話はよく聞いた。
私たちのバンドは大人のバンドなので、その心配はない。
と思う。