若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

高校野球おしまい

野球留学論議が相変わらず盛んだが、今朝の朝日新聞には、駒大苫小牧のレギュラーのうち「道外中学の出身者は二人だけ」と書いてあった。
「道外出身者は二人だけ」と書いてないのは、中学段階での「留学」が多いからではないかと邪推する。

出身地を放送しろという意見がある。
「二回の表、駒大苫小牧高校の攻撃。六番ショート嘉手納君。沖縄出身」

野球留学でないこともあるから事情説明も必要だ。
「嘉手納君はお父さんの苫小牧支店転勤に伴い一家で那覇から引っ越したもので野球留学ではありません」

エラーの場面をビデオで流す時は、教育的配慮から選手の顔にモザイクをかけろという意見もある。
敗戦監督インタビューは、モザイクをかけた上、「音声は変えてあります」
テープ早回し風、あるいはドスのきいたモンスター声で、「こどもたちはよくやってくれたと思います」

若草鹿之助商店高校野球事業部の予測では、少子化によって、いずれ野球留学どころか外国人選手も認めざるを得なくなる。

世界の選手が活躍するようになると、高校野球サッカーワールドカップと並ぶ世界的人気イベントになり、「コーコーヤキュー」は世界語になる。

こうなるとアメリカが黙っていない。
アメリカの高校の参加を要求してくる。
米の自由化か高校野球の自由化か決断を迫られた政府は高校野球を自由化する。

世界予選は368726校が参加。
甲子園では世界の265校が二ヶ月に渡って熱闘を繰り広げる。

阪神タイガースはどうなる?
その頃にはグローバル化、二極化が進み日本のプロ野球はなくなっている。
日本のプロスポーツで残っているのは大相撲だけだ。
初のフランス人横綱セーヌ川が誕生、金髪、シャネルの化粧まわし、ルイビトンのふんどしが話題になり、イタリア人立行司、木村・アンドレ・庄之助のバリトン国技館に響き渡る。

何の話か。
高校野球だ。

甲子園で活躍した選手は巨額の契約金でメジャーリーグに入る。
「500億円でヤンキースと契約したイスラム圏屈指の好投手ハッサン・モハメド君です。モハメド君、500億円、どうします?」
「両親に楽をさせてあげたいです」
「モハメド君のお父さん、今のお気持ちは?」
「これがホントのコーコーヤキューです」
「えーかげんにしなさい!」
「ホントにネッ!」