若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

船場吉兆

朝日新聞朝刊。

船場吉兆本店でも偽装。但馬牛は佐賀産、地鶏はブロイラー」

いい感じだ。
心の中を、さわやかな風が吹き抜けていく。

老舗が恥をさらしていいキミだ、というのではない。
私は、そんな意地の悪い男ではない。
と思います。

グルメではないと言っているから、吉兆には縁がないと思われるかもしれないが、そんなことはない。
船場吉兆本店のお惣菜は、よく利用する。
5時半を過ぎると安くなるのがうれしいですね。

さて、このニュース、新聞の見出しを見た瞬間、心が暗くなるというようなニュースではない。
明るくなる。
これでいいのだ!という、肯定的感情がわきおこる。
なぜだ。

例によって、「裏切られた」と言ってる人がいる。
記者に、どう思いますか、と聞かれたら、口から出まかせに、「裏切られた思いです」と答える人が多いだろう。
勝手に信頼して勝手に裏切られてる。

多くの人が抱いている、「ブランド」に対する勝手な信頼を裏切った点で、船場吉兆の罪は思い。

多くの人が抱いている、「ブランド」に対する、勝手な思い込みを、打ち破った点で、船場吉兆の功績は大きい。

表彰状ものだ、と言いたいところだが、残念ながら表彰できない。
船場吉兆の罪は、料理人のくせに食べ物を侮辱したことだ。
但馬牛と偽って佐賀牛を使い、地鶏と偽ってブロイラーを使う。
佐賀牛とブロイラーの立場はどうなるのだ。
これは許せない。

佐賀牛とブロイラーが声を合わせて怒ってる。
「こんな偽装は、モウケッコー!」
「えーかげんにしなさい!」
「ほんとにねっ!」