今年は、3月20日。
「若草山山開き記念鹿せんべい飛ばし大会ライブ」で歌うようになって6年目かな。
はじめは一度も練習しなかった。
まったく歌うことのない私が、ちょっと練習したってどうなるものではない。
うまく歌う気はないのであるが、歌ってるうちに喉が疲れてくる。
終わりの方は声がちゃんと出ない。
一曲をまともに歌えないというのは、意外であった。
尊師は、力みすぎだといわれた。
なるほど、それで「発声練習」というのがあるのですな。
自分でステージで歌ってみて初めて、ヤマハに「ボーカル科」というのがある理由がわかった。
それから、直前に尊師のレッスンを受けることにした。
直前レッスン一回では不十分だということがわかって、二回にしたが、二回でも不十分で、今年は四回。
四回でも不十分だと思うが、「鹿せんべいツイスト」を歌うために、それ以上やる値打ちはないだろう。
水曜のレッスンでは、腹式呼吸からやった。
余分な力を入れなくても声は出る、というお手本を示すため、尊師裂帛の気合。
「ハアッ!」
教室に響き渡る大音声である。
まあ、大声なら出せるだろう。
十分息を吸って、
「ハアッ!」
う〜む・・・。
尊師の気合には及ばない。
「力んだらダメですよ。・・・ハアッ!」
「ハアッ!」
「まだまだ!・・・ハアッ!」
「ハアッ!」
「ハアッ!」
「キエ〜ッ!」
「な、なんですか。チェストーッ!」
「トリャッ!」
教室での師弟対決。
師の足元にも及ばない未熟さを思い知ったのであった。
今年の若草山には、私の大音声が響き渡りますよ。