朝日新聞。
森永ニュートリショナルフーズ前社長の雲田康夫さんが紹介されていた。
雲田さんは、アメリカに豆腐を広めた人だ。
日本食品を世界に広める人が好きだ。
どういうわけか、大変好きだ。
雲田さんは、アメリカの食文化を調べるため、低、中、高所得の家にホームステイして、冷蔵庫の中まで見せてもらった。
低所得者は、冷凍食品で腹をふくらませるだけ、高所得者はスシも食べるし豆腐も知ってる。
日本では、所得によってここまで違うことはない。
そうなのか。
雲田さんは、日本の、低、中、高所得家庭にホームステイして、冷蔵庫の中まで見せてもらったことがあるのだろうか。
アメリカで豆腐を売る苦労は並大抵ではなかった。
そうでしょうね。
雲田さんは、現在大学教授として、世界に羽ばたく若者を育てたいと願っている。
自分の苦労話に感激してくれる若者は多いが、「やってみるか」と聞くと、手をあげる人は少ないのが、不満のようである。
心配ないと思う。
雲田さん自身がそうだった。
アメリカで豆腐を売ることを提案はしたが、森永のアメリカの社員にやらせて、自分は時々視察に行ってゴルフでもしようと考えていたというのだ。
会社からの命令でしかたなく行ったと語っている。
手をあげない若者も、会社から言われたら行くだろう。
アメリカでは豆腐は広まったが、日本では豆腐屋さんは少なくなった。
私が子供のころは、町内に一軒という感じだった。
今、ウチの近くに豆腐屋はないので、豆腐を買うのにとーふまで行かなければならない。