若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

小泉さん引退

小泉元首相が引退するらしい。

小泉さんにもいろいろ思惑があっただろうに、安倍さんと福田さんが、あんまり早くやめすぎて、スケジュールが狂ってしまって気の毒だと思う。

あとは次男に継がせるようだ。
継がせるといっても、国会議員の座は譲れない。

息子をよろしく、と有権者の皆様に頭を下げなければならない。
かっこ悪いと思う。

石原慎太郎さんも頭を下げていた。
息子の隣でへらへらと、「私も人並みの親ばかですので」と、極めて率直であったが、その率直さに好感が持てないのは不思議である。

私も、「日本親ばか連盟」の理事を長年に渡って務めた人間だから、親ばかの気持ちはよくわかる。
ただ、「日本親ばか連盟」では、子供が中学生になると、会員資格を失うのである。

石原さんが、国会議員になろうとかいう息子のために「親ばか」を名乗るのは、本家日本親ばか連盟の規約には違反する行為なのだ。

それに不満を持つ石原さんたちが、「日本親ばか連盟」から分離独立して、「新日本親ばか連盟」を設立した。

「新日本親ばか連盟」は、終身会員制である。
最近の言動からして、すでに孫ばか連盟入会資格のある石原さんだが、まだまだ「新日本親ばか連盟」の有力会員のようだ。

「日本親ばか連盟」からすれば、これは親ばか詐欺だ。
私のような純粋な親ばかからすると迷惑な話だ。

小泉さんが「新日本親ばか連盟会員」かどうかはわからない。
以前は、会員名簿ですぐわかったのだが、最近は個人情報に関してうるさいので、不便である。

「親ばか」と「新親ばか」の違いがわからない有権者が多いので、小泉さんの息子は当選するだろう。

どうせ世襲するなら、世襲のサイクルをもっと短くして、早く息子に譲って、親子二人で働いてもらうのがいいかもしれない。
世襲を批判するだけではダメなので、世襲を生かすいろんな方策を考える必要がある。