阪急電車に乗って、ぼーっと外を見てたら、この看板が目に入りました。
パンの神戸屋の工場のようでした。
ちょっとびっくりしました。
強引で意味プーである。
パン屋さんが、パンを食べて欲しいと思うのは当然だし、宣伝するのもあたりまえです。
あたりまえだけど、これはやりすぎじゃないですか。
不適切とは思わんけど、おだやかじゃないですよ。
インターネットで調べてみました。
古くからある看板のようですが、由来はわかりませんでした。
神戸屋の社内で募集した標語でしょうか。
それにしたら、「神戸屋」という名前が入ってない。
「日に一度神戸屋のパン母の愛」
これなら抵抗ありません。
神戸屋の宣伝だな、と納得できる。
社名が入ってないと、「戒律」「真理」という感じで強圧的である。
これは、全日本パン食普及促進協議連盟が大々的に募集したパン業界の統一標語でしょうか。
日本のパン屋さんの工場には、この標語がかかげられてるんでしょうか。
日本の稲作農家を敵に回しても良い!というくらいの勢いを感じます。
戦後まもないころ、つまり私の子供時代、アメリカの小麦を日本に売り込むために、パン食普及のキャンペーンがあったそうです。
それを取り上げた本を読んだことがあります。
日米の官民一体となった大きな動きだったようです。
この標語はその中で生まれたものかもしれませんね。
その空気の中で生まれたのかもしれない。
私も、なんとなくその空気をおぼえてます。
パンの方がご飯より身体にいいというイメージです。
この看板は、その空気を引きずってるのであろうか。
下ろすに下ろせなくなってしまったのでしょか。
「日に三度パンを欠かさぬ魔女の愛 これがホントのサンドウィッチなり」
これも強引かつ意味プーですネ。(-_-;)