私が行くのではありません。
インターネットを見てたら、「住友生命子供絵画コンクール」というのがあった。
知りませんでした。
未来を担う子供達の心豊かな成長を願ってはじめられたコンクールで、今年で32回目だ。
ああそうですか、と言ってる場合じゃないですよ。
なんと、特別賞、金賞、銀賞の100点は、ルーブル美術館に展示されるというのだ!
ルーブルですよ、ルーブル。
あなたのお子さんの絵が、あの「モナリザ」の横に!てなことはないと思うが、まあ、ルーブルですよ。
でもルーブルって、ひょっとしたら鳥取のルーブル美術館?と疑う人のために、募集要項にはちゃーんと「フランスのルーブル美術館」と明記してある。
まちがいようもなくごまかしようもない。
まあ、特別賞、金賞、銀賞が100点というのはちょっと多すぎるとは思う。
とは思うが、これは大変なことになってるのじゃないかと、インターネットで調べたら大変なことになってます。
佳作の通知をもらって、ウチの子には絵の才能が!と舞い上がってる人がいる。
特別賞、金賞、銀賞で100点だから、佳作となると何万点ですよ。
喜び勇んで展示会場に駆けつけ佳作のあまりの多さに呆然となっている人がいる。
う〜む、特に才能があるとはいえないのかもしれないな〜と、正気を取り戻しつつも写真をとりまくる。
会場には写真をとりまくる親馬鹿がたくさんいたそうだ。
小泉さん、石原さん、これがまともな親馬鹿ですよ。
住友生命から入選を知らせる電話がかかって喜んだが、「ちなみに生命保険でございますが」てな話になって一気に疑心暗鬼に陥ったお母さんもいる。
コンクールに名を借りた生命保険の勧誘ではないかというのだ。
まさか住友生命ともあろうものが、いくらなんでもそれはない。
といいたいが、ちょっと考えさせてください。
佳作、入選でも、おじいちゃんおばあちゃん、おじおばを巻き込むスケールの騒ぎだ。
ルーブルに展示ということになれば・・・。
旅行社が、お子さんの絵を見にルーブルへ行こう!というツアーを企画していますよ。
気になるのは、展示場がルーブルの館内案内図には出ていないような場所だということだ。
まさか住友生命ともあろうものが、ルーブルの物置を借りてということはないとは思う。
私の絵を飾ってくれるなら物置でもいいけど。