朝日新聞。
「経済危機インタビュー」
誰にインタビューしたかというと、「米著名投資家ジム・ロジャース氏」である。
著名?
そんな人知らん。
この人が仕切る投資信託は、この10年間で4000%の配当だった。
腹の立つ人だ。
でもだいじょうぶ。
次の10年ですっからかんということもある。
私が知ってる一番金持ちで、一番えげつない社長が、私に教えてくれた。
「利益をあげるのは難しいで。利益をあげ続けるのはもっと難しいで。いっちばん難しいのは、カネ残すことや」
私が知ってるのだから、ジム・ロジャース氏から見たら、可愛いもんだと思いますが。
今日は、A銀行とB銀行と、ゆうちょ銀行に行った。
A銀行の、店内お客様係の女性は実によく気がつく人だった。
記入の仕方で戸惑っているなと見るや、すっとんできて教えてくれた。
車を、近くのショッピングセンターに停めたので、駐車券を見ていたら、やはりすっ飛んできて、銀行の駐車場の地図をくれた。
助かった!というほどではないが、好感の持てる仕事ぶりだ。
どの銀行にも、「投資雑誌」が置いてあった。
何冊か読んだが、どの雑誌にも、「米国著名投資家ジム・ロジャース氏」が寄稿していたので驚いた。
ジム・ロジャース氏が著名だということを認めざるを得ない。
B銀行にあった投資雑誌は、5月号だった。
古いではないか。
その雑誌で、ドイツ銀行の日本人副頭取が、株価の先行きを予想していた。
副頭取は、サブプライム問題でアメリカ経済を悲観するのは間違っていると書いていた。
彼の予想する株価のグラフが出ていた。
右肩一直線上がりでした。
古い投資雑誌はおもしろい。
最後に行った「ゆうちょ銀行」で大変に待たされた。
広い店内に客は十数人で、閑散としていると言っていい。
番号札を持って待てど暮らせど順番が来ない。
しびれを切らして、何人か出て行った。
二十分以上待ってやっと呼び出された。
窓口で文句を言った。
「ちょっと時間がかかりすぎじゃないですか」
「申しわけございません。これがホントのゆうちょう銀行です」
「えーかげんにしなさいっ!」
「ほんとにねっ!」