若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

久々に朝日新聞に問う

「広報担当」というのは、なんとなくかっこいい感じがする。

弁の立つイケメン君かべっぴんさん、というイメージである。

朝日新聞朝刊。

「アフリカに武器流入続々」

海賊が横行することで名高いソマリア沖で、9月24日早朝、武器を満載した輸送船が海賊に乗っ取られた。

それはよろしい。
いや、いいことない。

いいことないが、それはさておき、といいたくなるようなことが書いてあるのだ。

「海賊の広報担当アリ氏は、朝日新聞の電話取材に『おれたちの海を通る大きい船が見えたから止めさせた。乗り込んでから武器を積んでいることを知ったんだ』と答えた」

か、か、海賊の広報担当!☆ミ?★!?(>_<)

ほんまか。
まったく久しぶりに朝日新聞に問う。

ほんまに、「広報担当のアリ氏」やな。
ぜったいやな。
「海賊の広報担当のアリ氏」やな。

つぎ。
海賊に「氏」とは?

海賊はよろしい。
いや、よくない。

まあ、海賊でも、どくろマークの旗をなびかせて、ラム酒を飲みながら南太平洋を悠々と航海してるだけならいい。

武器を満載した輸送船を乗っ取って、乗組員を人質にとって身代金を要求してるんですよ。
実行犯ではないから、「アリ氏」でいいんでしょうか。

さて、最後に、私が最も疑問に思う点である。

「広報担当のアリ氏」ともあろう人が、「おれたちの海」なんて、いうか?

「私たちの海」あるいは、「ぼくたちの海」でしょう。
広報担当者が、マスコミ相手に「おれたちの海」などとはいいませんよ。

まあ、翻訳がからむので、微妙な問題ではあるが、ここは朝日新聞の勇み足といっていいでしょう。

「広報担当のアリ氏」に、「おれたちの海」などといわせるのは、「海賊だから」という、朝日の偏見のなせる業だといわれてもしかたがない。

「海賊の広報担当アリ氏」から抗議されたら、「おわびと訂正」ですね。