若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ごちそうさまでした。

今日は、料理教室。

バターロール」を作った。

担当のH先生は、32歳、二人の小学生の母とは思えないほど若く見える。
私だけじゃなくて、他の若い女性の生徒も、32歳と聞いて驚く若さである。

初めてこの先生にあたったとき、「専門学校出たばかりじゃないのか?だいじょうぶかな」と心配した。

今では、お互いの家庭の事情もよくわかり、こっちが孫の話や親の話しをすれば、先生は自分の子供の話、親の話、おじいちゃんおばあちゃんの話と、パンをこねながら、ぺちゃくちゃ、おばさんじみた話に花が咲くのであった。

隣のテーブルには、私くらいの年の男性が一人。

今日が「料理教室デビュー」のようで、緊張気味に先生の指示に従って作ってました。

作った料理を、先生と二人で食べるのだが、この人は、非常に腰が低いと言うか、頭が低いと言うか、食べながら先生に感謝し続けてた。

「ていねいに教えていただいてありがとうございます」
「親切に教えていただいて・・・」

先生は、月謝をもらって教えてるのに、自分の父親のような男性から何度も頭を下げて礼を言われて、「いえいえ〜!」と頭のてっぺんから声を出して恐縮してた。

料理教室で教えてもらって何度も礼を言うだけでもちょっと変わってると思うが、食べ終わった男性は、なんと、先生に、「どうもご馳走様でした」と深々と頭を下げた。

ご馳走様でした、って、あんた、自分で作ったんやがな。

先生は恐縮を通り越したのだろう、「いえいえいえいえ!」と大変に焦っている様子であった。