坂上桂子著『ベルト・モリゾ:ある女性画家の生きた近代』に出ていたベルト・モリゾの肖像写真をもとに描いてます。
美術予備校の先生に見てもらいました。
「う〜む・・・こういう絵は、点が辛くなりますよ」
そ、そうでしょうな。
おじいちゃんがにやけながら孫の絵を描いてるのとわけがちがう、ということですね。
本格的油絵を描いてください、ということですね。
しかし、私としては、ベルト・モリゾも一枚くらいこういう肖像画を描いてほしかったんじゃなかろうかという軽はずみな浮ついたほんの出来心で描いてるので、その「ベルト・モリゾに捧ぐ」という気持ちを汲んで負けといてもらいたいもんです。
先生のいつもながら的確な指示に従って加筆訂正。
美術予備校の前に居酒屋があります。
だいぶ以前に書いたことがありますが、この店の看板ちょっとが面白い。
手書きの看板で、「字はまずいが魚はうまい!」と書いてある。
実にまずい字なので、「魚はうまい」に異常に説得力がある。
その横に新たな看板が出てました。
「中国人熱烈歓迎!」
やはりヘタな字だ。
ここはぶれることなく「字はまずいが中国人熱烈歓迎!」としてもらいたかった。