ベルト・モリゾの肖像写真をもとにベルト・モリゾの肖像画を描くというヘンなことをはじめました。
この写真は、かっこいいポーズで、いかにも「肖像画」という感じです。
当時の写真は、肖像画の代用という役割が大きかったようです。
堂々たるポーズで写真をとる。
記念写真というか、まあ肖像画みたいなもんですね。
写真の方が安くて早いので「肖像画」ははやらなくなった。
で、仕方なく、かどうかは知りませんが、印象派の画家たちはスナップ写真みたいな絵を描くようになったのでしょうね。
当時は、シャッターチャンスを逃さずパチパチとりまくることなどできなかったんでしょう。
写真家は肖像画的写真をとり、画家はスナップ写真的絵を描くようになった。
だから、ベルト・モリゾが、マネに堂々たる肖像画を描いてほしいと思ってもムリだったんでしょうね。
写真と絵画についてはいろいろ研究されてると思いますが、今回ベルト・モリゾの立派な肖像写真を見てそんなことを考えました。
で、ベルト・モリゾの肖像写真、当然白黒です。
色がわからない。
ドレスを青で描き始めたんですが、緑の方が大人っぽくていいかなと変更中。
これがホントのお色直しですネ。