若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

どくとるマンボウ

どくとるマンボウ北杜夫さんが亡くなった。

私の読書人生の門出を飾ってくれた人です。
中学の時、新聞で『どくとるマンボウ航海記』の書評を読んで買いました。
今私が持ってる一番古い本です。

家内は小学生の時の愛読書、『小公女』『アルプスの少女ハイジ』を大切に持ってますが、私は小学生の時感激した『大岡政談』や『ますの大旅行』は持ってません。
いつの間にかなくしてしまいました。

私が持ってる『どくとるマンボウ航海記』は昭和35年8月1日発行の第16版です。
初版が昭和35年3月20日だから、たいへんな売れ行きだったんですね。

カバーもなくなっていて、「読みまくった!」という感じになってます。

ウチには『どくとるマンボウ昆虫記』もあります。
こっちは昭和36年10月20日発行の初版ですから、すぐに飛びついたんですね。

北杜夫さんの本は、集中的に四冊買ったと思います。
それ以後まったく読んでません。

評判の高い小説もあったし、「どくとるマンボウシリーズ」も何冊も出たのに、読んでません。
不思議です。
中学から高校にかけて、「どくとるマンボウシリーズ」を熱心に読んで、あとは知らん顔とは?

それでも、「北杜夫」は、私にとっていまだに特別の名前です。
五十年前に四冊読んだだけなのに。