昨日は美術予備校。
いよいよ活動開始です。
「お稽古事」とはいえ、長く休んでると気合がいりますね。
先生は、油絵具で取り掛かる前に、あいさつがわりに鉛筆で模写することをすすめます。
見ているだけではわからないことが、描くことによって発見できるということです。
ほんとにそうですよ。
「考える」というのは、アタマだけを使うんじゃないようです。
手や足も使って考える。
「さあ、若草さんの納得のいくまで、じっくり時間かけてやってください」
鉛筆で描いてるうちに、シャルダンの絵の光が特殊だということに気づきました。
いろいろ考えに考えて描いてはるんでしょうな。
楽しく描いてたら、制服の女子高生が先生に作品を見せに行った。
当然のことながら、いつものことながら、受験生には厳しいです。
とくに、年が改まると一段と厳しいです。
「う〜ん・・・」と先生はうなりました。
「・・・この時期、時間かけてじっくりなんて言うてられへんからなあ・・・」
「う〜ん・・・」と私も心の中でうなった。
私だって、持ち時間は結構少ないんですけど、と思いつつもじっくりシャルダンに取り組んだのであった。