若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

少年

きのう描いたゆうちゃんの肖像を、パパとママに見てもらいました。

二人の感想は、「少年みたい」ということでした。
ゆうちゃんは、2歳4ヶ月なんで、まあ、幼児ですね。
少年というには早いと思います。

しかし、一瞬、少年ぽく見える時があるんです。
写真を見て描いたんで、その「一瞬の少年」になったんですな。

生後2ヶ月半のあきらくんは、一瞬たりとも、どう見ても、どこから見ても、ひいき目に見ても、少年には見えません。
あかちゃんです。
堂々たる、立派な、まごうことなきあかちゃんです。

今日、生後初めてといっていいくらい、あきらくんをじっくり見ました。
ゆうちゃんがうろちょろするんで、なかなかじっくり見てられないんです。

あかちゃんも成長してますよ。
いつまでも新生児ではない。

今日初めて、あきらくんと見つめあいました。
じ〜っと見つめあいました。
見つめあう二人でした。

あきらくん、人を見つめることができるようになったんですね。
ただ、きょろきょろしてるだけでしたが。

私と対等でしたよ。
見つめあったんですから。

私に見つめられて目をそらすということはなかった。
見つめあいました。
見つめあうってうれしいことだと思いました。
見つめあう機会って、あんまりないんですね。

さて、見つめあってると、あきらくんが声のようなものを出すんです。
成長です。

「あ〜」「うい〜」「ほへ〜」

こんなんです。
声じゃないです。
「声」というようなしょ〜もないもんじゃないです。

もっと微妙で繊細で複雑なもんです。

「声」といえば、がらがら声とかキンキン声とか、ソプラノとか、私みたいな魅惑のベルベットボイスとか、まあ、そんなもんでしょう。

あきらくんのはちがいます。
「人間に、こういう音が出せるのか?!」という感じです。

初孫のはなちゃん以来、経験してきたことですが、忘れてしまうんですね。
ぐりぐりと首を振り動かし、チャカチャカと足を動かしながら、妙なる響きを発する丸々としたあきらくんであった。