きのうは、雨の中、馬に乗りました。
馬場は、どろんこです。
びちゃびちゃのどろんこです。
こういうどろんこ体験は、子供の時以来です。
乗ってるぶんには、それほど被害はないです。
指導員やほかの係員は大変です。
地面に立って、馬が走るそばにいるんですから、笑いたくなるほど泥だらけのこともあります。
笑いませんけど。
乗馬をするようになって知ったんですが、馬がおしっこをするとき、乗ってる人は腰を浮かせてやるんですね。
背中にすわってるとしにくいらしいです。
馬がおしっこをするときは、あぶみに立って腰を浮かせてやるのが、作法というかエチケットというか気配りというかおもてなしというか、まあそんなもんらしい。
ひとつかしこくなりましたが、私にはこれがむずかしい。
馬は、「おしっこ!」とも言わないし、「失礼します」とも言いません。
いきなりする。
勘のいい人は、気配でわかるそうですが、私にはわかりません。
で、「ジャーッ!」という音で気づくんですが、ぼうっとしてると、これにも気づかない。
乗馬を始めた頃、私たちが馬を止めて指導員の話を聞いてた時のことです。
隣にいた若い女性が私に何か言った。
何といったかわからなかったので、「え?」と聞き返した。
すると、彼女はニコニコ笑いながら、私に、「おしっこ!」と言ったんです。
私は混乱しましたね。
「おしっこ!」???
何を言ってるんだ?
混乱しながら、「ジャーッ!」という音に気づきました。
あ、私が乗ってる馬がおしっこしてるのか。
ぼんやりしたおじさんだなと思って注意してくれたんですね。
乗馬クラブならではのおしゃれな体験です。