若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

裸の王様

今日は神戸に行きました。

4歳児はなちゃん、2歳児ことちゃん、いろいろ楽しいです。

はなちゃんが、絵本を読んでほしいと持ってきました。
『裸の王様』でした。

「よ〜し、じゃあ、読むよ〜!」

もったいをつけて、おもむろに読み始める。
まず、表紙のタイトルを朗々と読み上げる。

「裸の王様!」

はなちゃんとことちゃんは、真剣な表情で聞き入ってます。

1ページを開くと、立派な服を着た王様の絵です。
文章はありません。

文章はないけど、朗々と読みあげました。

「王様は・・・・・・裸でした!おしまい!」

パタン!と本を閉じると、はなちゃんとことちゃんはゲラゲラ笑いました。

すぐことちゃんが、「もう一回!」と言いました。

「よ〜し、じゃあ、もう一回読むよ〜!」

「裸の王様!・・・王様は・・・・裸でした!おしまい!」

二人はゲラゲラ笑って、ことちゃんが、「もう一回!」

エンエンとくりかえす。

そのうち、はなちゃんが真面目な顔で私をのぞきこんだ。

「おじいちゃん、本はね、何ページもあるんだよ。ここはね(と1ページ目を開けて)、字がないでしょう。次のページに、字が書いてあるでしょう。ここから読むんだよ」

「あ!そうか!ここから読むのか」

はなちゃんの指摘を受けて、正しく読み終わりました。
最後は、パンツ一枚の王様がみんなに笑われる場面です。

ここで私は、「王様は、パンツ一丁!」と言いました。

最近、どういうわけか、ことちゃんがよく、「パンツ一丁!パンツ一丁!」と言うんです。

そのマネをして、「王様は、パンツ一丁!」と言ったんです。

ことちゃんはゲラゲラ笑いましたが、はなちゃんはまた真面目な顔で、「おじいちゃん、『パンツ一丁』じゃないよ。『パンツ一枚』だよ」とたしなめてくれました。