子供が言葉を使い始めるのをなんというんでしょうか。
とくになんともいわんかな。
子供がしゃべり始めるのに比べたら、歌会始なんかすかみたいなもんというかバカみたいなもんというかおもしろくもなんともないですよ。
まあ、「歌会始」などというすかみたいな言葉では言い表せないんですね。
いま、2歳4ヶ月児あきらくんの「言葉始め」の儀が、厳かにかつ和やかに執り行われておりますです。
これは、記録してすむものではないです。
「おしっこ、しーしー。あ〜、出た出た!」
あきらくんの発言を、こう書き記しても何の意味もないです。
というか、なんの意味もないように思えるであろう。
なんの意味もないと思うのが畜生のあさましさ、とまでは言う気はありません。
でもまあ、それに近いかな。
はなちゃんも、ゆうちゃんも、ことちゃんも、こういう時があったはずです。
忘れてます。
ウチの子供たちにもこういうときがあって、それぞれに感激したはずです。
忘れてます。
あきらくんがいろんな言葉を口にするのを見て感激してるんですが、こういう感激を忘れるとは、人間としてどうなのかと、自己不信に陥りますね。
たぶん、あきらくんの言葉始めも忘れてしまうであろうところのバカな私。
1歳児しょうちゃんがまた思い出させてくれるんでしょう。