美術予備校で模写をしてます。
去年の5月から、初期ルネッサンスの巨匠ベッリーニの模写です。
腰を据えてじっくり何かに取り組むというようなことに縁のない私にとっては、ありがたい機会です。
先生の指導のもと、じっくりみっちりやってます。
さて、今日も顔を、と思ってたんですが、先生は、「そろそろ服にかかりましょうか。顔、きりがないですからね」
そうですね。
きりがないです。
こういう「巨匠」にまともにつきあってたらきりがない。
まあ、天才、巨匠にまともにつきあおうというのがそもそもまちがってる。
いいかげんなとこで手を打たないと、泥沼です。
先生が適当なところで手を打ってくれるのがありがたいです。
適当なところで手を打って、完成まで一年ですか。
学生時代に感激した傑作の模写に五十年後に一年かける。
まあ、いいんじゃないでしょうか。