今日は、急きょ神戸に。
幼稚園年中さんのことちゃんが病院に行くというので駆けつけたんですが、ことちゃんはだいじょうぶで、そのかわり小学一年生はなちゃんが病院。
ウチの近所のAさんによれば、孫が高校に行くまではじいちゃんばあちゃんの出番は多いそうです。
ウチの近所のBさんは、孫に頼まれて、ひ孫の幼稚園の送り迎えをしてます。
たいへんである。
で、神戸。
はなちゃんが行く病院は、インターネットで予約できるんです。
予約がすむと、診察の20分ほど前に電話をしてくれるんです。
自動音声で、「あなたの診察はあと20分ほどです」とかかってくるんです。
それを待って家を出ればいい。
すばらしいです。
さて、はなちゃんことちゃんは、「おじいちゃんと遊ぶ」のを大変楽しみにしてくれてるようです。
ことちゃんの第一声は、「おじいちゃん、また赤いベルトだね」
た、たしかに・・・。
三週間ほど前に神戸に行った時も赤いベルトをしてました。
3歳児とはいえ、さすが女の子、するどいです。
はなちゃんが、私の腕時計を見て、「おじいちゃん、いい腕時計だね」
父の形見なんです。
三十年か四十年前の、最高級セイコーです。
父は、高級とかなんとかこだわる人ではなかったのに、なぜか、三、四十年前、最高級セイコーを買ったんです。
私も父に似たのか、「高級××」には何の関心もありませんでした。
腕時計は、何千円のものを使ってました。
で、父が死んだときから、形見として「数十年前の最高級セイコー」を使うようになりました。
はなちゃんに、「この時計はね、おじいちゃんのお父さんが死んだときにもらった時計だよ」と説明しました。
「ふ〜ん、おじいちゃんのお父さんは、お金持ちだったんだね」
「・・・どうして?」
「だって、これ、金でしょ」
「う〜ん、金かな」
「高かったんじゃないの」
「高かったと思うよ」
「ふ〜ん、おじいちゃんのお父さんが死んだから、もらったの?いいな〜・・・」
それを聞いていたことちゃんが、ボソッと言いました。
「ことちゃんは、ママが死んだら、真珠のネックレスをもらおう」
それを聞いたはなちゃん、顔をパッと輝かせて言いました。
「はなちゃんは、ママが死んだら、真珠のイアリングをもらおう!」
そういうと、はなちゃんは、ママの所に走って行きました。
「ママ!ママ!ママが死んだら、真珠のネックレスちょうだいね!」
「うっ・・・い、いいよ・・・」
「わ〜い!」
負けじとことちゃんも走って行きました。
「ママ!ママ!ママが死んだら、真珠のネックレスちょうだいね!」
「・・・いいよ・・・」
「わ〜いわ〜い!」
二人とも大喜びでとびはねてました。
あまりにもうれしそうな二人を見て、涙が出るのであった。(-_-;)