若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

映画『一粒の麦』

1958年大映作品です。

古い日本映画は、評判の傑作名作以外はつまらんのじゃないかと思ってたんですが、そうでもないということがわかって、DVDでいろいろ見てます。

この映画は、福島県の中学校を卒業して東京などへ集団就職する「子供たち」を描いた作品です。

主演は、当時の大映スター、菅原謙二若尾文子ですが、主役は集団就職した子どもたちです。
若尾文子は、「チョイ役」です。

ドキュメンタリー映画、という感じで、今のテレビでいえば、NHKの番組かな。

「NHKスペシャル:集団就職

クローズアップ現代集団就職の現実」

プロジェクトX:井上先生、東京を駆ける」

集団就職の現実を描くという感じです。
力作、と言いたいけど力んでない。

昭和20年代、30年代の映画は、「タイムカプセル」という面もあると思いますが、これなんかその典型です。

内容はしんどいけど、見ててしんどくない。
非常にいい映画だと思いました。