若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『温泉女医』

1964年大映作品『温泉女医』をDVDで見ました。

実にいかがわしいタイトルである。
しかし、若尾文子主演だから、それほどいかがわしくないはずだと思ってましたが、ぜんぜんいかがわしくない。

『温泉女医』というタイトルが、なぜいかがわしく感じられるのか、考えてみればよくわからん。
温泉町の女医さんの物語なんです。
「温泉女医」としか言いようがない。
それをいかがわしいと言ったら、温泉に失礼というか女医さんに失礼というか、まあ失礼です。

いかがわしいと思うあなたの心がいかがわしい、と相田みつをさんなら言いそうです。

映画はぜんぜんいかがわしくない。
文部省特選、とまではいかんけど、文部省推薦、も無理かもしれんけど、文部省黙認くらいはいけそうな健全作品です。
いや、「健」でもないし、「全」でもないかな。
ぽよよ〜〜んとした映画です。

田舎の温泉町の老医師が、高血圧でダウンする。
ピンチヒッターとして東京からやって来たのが若き美貌の女医若尾文子

共演は、中村雁治郎、飯田蝶子、柳谷金吾櫻、林家三平ミヤコ蝶々など、まあ豪華メンバーです。

若尾文子が、地位も名誉も捨てて、というほどでもないと思うけど、まあ、なんかわからんが、老医師の息子と結婚して、温泉町の女医として生きていくことを決意、花嫁衣装姿を披露してハッピーエンドという映画のように思うんですけどよくわからんです。