去年、自治会の仕事をするようになって、このあたりが「困難地域」と見られていることを知りました。
べつに、困難地域とは思わないんですが、そう言われる。
「おたくは、むずかしいですからねえ」
「たいへんでしょう」
「そちらはとくべつですから」
ウチが「新興住宅地」で、隣が「旧村」だということです。
「新住民」と「旧住民」の融和が困難ということなんですが。
まあ、新聞などでもよく見かける問題ですね。
ウチだけでなく、全国いたるところにある問題なんでしょう。
新興住宅地といっても開かれて50年になるんですが、向こうは、「江戸時代から」というならまだかわいいもんで、なんせ奈良ですから、日本書紀に出てくる地名がいくらでもある。
日本書紀を持ち出されると弱い。
「恐れ入ったか!」、「く、くやしー!」という感じになるようです。
今は、両者ほとんど関係なしという感じで、特に問題は感じないんですが、昔はいろいろあったようです。
自治会2年目になって、いろいろ耳に入ってきます。
子供じみた話ばっかりです。
近所の由緒正しき神社でも、祭りのおみこしは、新興住宅地は回らなくていいという意見も出るそうです。
きのう、ある会合でその話をしたら、「いや、私のとこは、実際に回りませんよ」という人がいました。
神社を出たおみこしが新興住宅地にくると、かつぐのをやめて、トラックにのせて素通りするそうです。
ほんまかいなと思うけど、ほんとだそうです。
何があったのか知りませんが、相当いろいろあったんでしょうな。
困難困難。