「もう会うこともないでしょうが」と言われるのは、どんな状況でしょうか。
先日言われたんです。
ウチの自治会の最終役員会で。
広報担当の私と同じ年の男性Aさんに言われた。
「一年間お世話になりました。もう会うこともないやろけど」
一瞬、「Aさんって、末期ガン?」と思いました。
ちがいますよ。
自治会の役員を辞めたら、もう顔を合わせることもないでしょうというんです。
たしかに。
Aさんのことは、Aさんが役員になるまで知らなかった。
この一年、自治会の役員会以外で会ったことはない。
27年度と28年度の役員さんで、以後顔を合わせてない人もいますね。
このあたりのような、50年前の新興住宅地では、自治会役員の切れ目が縁の切れ目かもしれません。
今日は、隣の自治会の副会長Bさんの絵を見に、大阪市立美術館に行きました。
Bさんは、公募展の会友です。
展覧会は、まあ楽しめました。
まばらな客の高齢化にしみじみしました。
油絵の世界の高齢化はすごいと思います。
ならんだ作品を見てるぶんにはわかりません。
50年前の公募展と変わらない絵がならんでます。
それがすなわち「高齢化」ということなんでしょう。
「マスターズ水泳」とか「マスターズ陸上」はあるけど、「マスターズ美術」はない。
絵の世界も、年齢別とか体重別にするのもいいかもしれない。